2013.07.19
第008回 Natsuko先生のヨガ講座 (2013.07)
前回の新聞では、ヨガ(ヨーガ)の
言葉の意味&由来についてお話をしました。
今回は、少~しややこしいですが(笑)
歴史について、触れていきます☆
ヨガの歴史はとても古く、
起源は定かではありません。
諸説ある中、世界四大文明である
インダス文明の都市遺跡『モヘンジョダロ』
の説が有力とされています。
遺跡からは、坐法をとり瞑想しているような
神像・レリーフが発掘された事から、
ヨガは紀元前2500~1800年前、
インドで誕生したとされています。
その後、様々な仏教やヒンドゥー教などに
影響を受け合いながら、
修行法として発展したとされています。
ヨガの哲学や行法として
正式に確立したのは、紀元前1800年頃。
当時のヨガは『精神統一により五感や
意識を完全にコントロールされた状態=ヨガである』
と古典分献 『ウパニシャッド』で定義されている通り、
瞑想が全ての基本でした。
現在の形に体系化されたのは、紀元後5世紀頃。
聖者パタンジャリにより纏められた
『ヨーガスートラ』が、現在の実践システムに
最も近いヨガ教典とされています。
私もレッスンでお話をする事がありますが、
スートラには、ヨガを行う上で
最も重要な8段階の行法が定義されています。
現在では、ハリウッドセレブの間で
流行した事などをきっかけに、
メディアに取り上げられ幅広く浸透した事が、
ヨガ人気に繋がったとされています。
ヨガって宗教? と思われがちな理由には、
この様な経過&歴史があるからなのかもしれませんね